バクシーシ

2005年10月10日 読書
目が覚めても
よくわからない気だるさの所為で
何を考えてもみない私のアタマ。
 
 
 
 
 
久しぶりに昼を外で過ごした事で
疲労は相当なものになっていた。
元々熱があったので、全ての要因が篭りがちな日常ではないと思った。
テレビをつけて映画を探すけど、どれも終盤なのか
夜中の映画宣伝なのかもわからない。
寝崩れした化粧が丁度目に入った時、聞き覚えのある声が
画面から吹き出した。
それはジャ・バックホーンの生命線だった。
ホームレスの日常や計画される対策の現状を特録した番組を
青いジェルの入ったアイパッドをいじりながら
ボンヤリ見ていた私は、その聞きなれた歌で
余計に現実か夢かの一線をひきにくくなってしまった。
番組も終盤に近づくとまた歌が流れた。
漠然と異物が聴覚に支えるような気分で、どう言えば誰にでも
解ってもらえるとか、誰に言ったらいいのかとか
こんな気分になっている私は異常なのか、屁理屈男と何ら変わりが
無いのかとか、思考はよりトグロを巻き、夕飯だったであろう
生魚をそのまま食べ、生臭い匂いをいつまでも消そうとせずに
気持ち悪くなって結局いつもと変わらず、こうしてキーボードを
触っている。
何とつまらない女なんだろう。

以前会話をするにも緊張していた目上の女が
寂びれたスーパーで忙しそうに包装紙を折りたたんでいる姿を見た。
私は彼女を見下せる立場では無い。
これについても話す順序もわからなければ、伝える技法もわからない。
意味さえ感じない。けれど煙たい感情はいつまでも残る。
何も解らなく、知らないことは精神衛生上どうなんだろうかなんて
私が考える必要も全く無い。

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